多言語化現象研究会



声明

ウクライナに対するロシアの軍事侵攻を断固非難する

2022年3月4日

私たちは,ロシア連邦によるウクライナへの軍事侵攻に対して,最大限の強さで非難し,ロシア政府に対して即時の,無条件の攻撃中止と侵入地点からの撤退を求めます。

現代は、ことばで何かを伝えようとしても,悪意のもとでしか解釈されないような時代になってしまいました。それでも,「ことば」にかかわることがらを研究する側として,明確に主張します。「ペンは剣より強い」のだ、と。
ことばの共通性や違いは,さまざまな紛争に利用されてきました。そのことに対する痛烈な反省からも,国際社会は言語や文化に関わる問題を暴力で解決しない仕組みを生み出してきました。今回のロシアによるウクライナ軍事侵攻はそのような流れをふみにじるものです。
今回の軍事侵攻で亡くなられた方に深い追悼の意を,そして,軍事侵攻に批判・非難の声をあげる全ての人との連帯を表明します。またロシアの人々に対する誹謗・中傷にも断固として反対します。
すべての問題は対話・平和的手段によって解決されるべきです。

多言語社会研究会・多言語化現象研究会・ことばと社会編集委員会 各有志

多言語での声明(Multilingual Version)

次回研究会のお知らせ

第80回多言語化現象研究会開催のおしらせ
下記の要領で第81回研究会を開催いたします。ふるってご参加ください。 参加方法は末尾をご参照ください。

日時:2023年1月8日(日) 14:00~17:00
場所:Zoomによる開催

報告1 14:00~15:20
タイトル:大学生の受動的な言語接触――「見せる調査」「聞かせる調査」の結果から
報告者:高木千恵(大阪大学)・福永由佳(国立国語研究所)・高橋朋子(近畿大学)・三井はるみ (國學院大學)・吉田さち (跡見学園女子大学)・鑓水兼貴(国立国語研究所)
要旨:本研究では,大学生の日常生活における他言語・他変種との接触状況を探るべく、首都圏および関西の大学に通う大学生を対象に「言語接触状況」と「言語使用状況」を尋ねるウェブ調査を実施した。調査では約300名の大学生から回答を得たが、本発表ではこのうち首都圏の大学に通う大学生の「他言語に対する聴覚的/視覚的な認知度」の結果を取り上げ、「言語レパートリーの形成資源としての受動的な言語接触」について検討したい。

報告2 15:40~17:00
タイトル:「しんどい(子)」という包括的捉え方が抱えるジレンマ――関西圏N高校における言語的少数派生徒への支援を例に
報告者:王一瓊(大阪大学大学院人間科学研究科特任助教)・榎井縁(大阪大学大学院未来共創センター特任教授)
要旨:私たち人間は、画一的ではない多様な社会的カテゴリーに属している。そこから由来する複雑な力関係を理解するために、インターセクショナリティという概念が提唱されている(Collins & Bilge 2020)。関西圏公立N高校では、その歴史的文脈もあり、反貧困という視点から、社会的マイノリティの生徒を包括的に「しんどい(子)」と捉え、手厚い支援を行ってきた。その教育実践は、背景を問わず生徒を包摂する一方、カテゴリーが曖昧にされる故のジレンマも内包する。本研究では、言語的少数派の生徒に焦点を当て、N高校における包摂と排除の実態を探る。

備考:参加無料(どなたでもご参加いただけます)

申込み:前日までに以下のURLにアクセスし、名前、メールアドレス、所属などを記入し、事前登録をお願いします。お問い合わせは下記事務局までお願いいたします。

https://zoom.us/meeting/register/tJwld-CtqT0tG9DlHobvP_HbVYgTSfl31_Fd

登録者には当日参加用のリンク(本人のみ有効)が送付されます。これで事前登録が完了します。当日に参加用リンクからご参加ください。資料は当日配布します。

主催:多言語化現象研究会 http://www.tagengoka.sakura.ne.jp 


過去の研究会の活動
第1-40回 第41回-60回  第61回以降

研究会の趣旨 研究会の組織・運営、連絡先 関連研究会リンク


 関連・新着図書

 
「今そこにある多言語なニッポン」くろしお出版 2020年)
「事典 日本の多言語社会」岩波書店 2005年)
まちかど多言語表示調査報告書(2006年)
ことばと社会 11号 特集:移民と言語①」(三元社 2008年)
「日の言語景観」(三元社 2009年)
ことばと社会 12号 特集:移民と言語②」(三元社 2010年)
「多言語社会日本ーその現状と課題」(三元社 2013年)
(「教師用手引き」三元社HPで公開しました)

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