多言語化現象研究会



研究会からのお知らせ


このたび多言語化現象研究会は、1999年6月19日に第1回研究会を開催してから、25年の節目を迎えることができました。 ここまで研究会活動を続けてこられましたのも、これまでに研究会にご参加いただいた皆様のおかげです。 改めてお礼申し上げます。
また、本研究会の発起人である庄司博史さんが2023年5月4日に逝去されて1年が経ちました。 庄司さんの元気な姿を今も心に抱きつつ、本研究会をさらに発展させていく所存です。 改めて深く哀悼の意を表します。

運営委員一同

第88回多言語化現象研究会開催のおしらせ

多言語化現象研究会のみなさま
下記の要領で第88回研究会を開催いたします。ふるってご参加ください。 参加方法は末尾をご参照ください。

日時:2024年9月29日(日) 14:00~17:00
場所:関西学院大学梅田キャンパス 1001番教室(アプローズタワー10階)
最寄駅 阪急「大阪梅田」駅 茶屋町口から5分。JR「大阪」駅 御堂筋口から10分など
https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/

対面とオンライン(Zoom)併用を予定:
参加費:無料(どなたでもご参加できます)

第1報告 14:00-15:20
報告者:加藤丈太郎(武庫川女子大学文学部)
題目:帰還移民におけるケイパビリティの形成――日越間の国際移動から捉える
要旨:本研究は移民の母国への帰国後に着目する。日本への渡航経験があるベトナム人元技能実習生38名に2023-2024年に半構造化インタビューを行った結果に基づき、技能実習を通じ、日本からベトナムには何が移転されたのか、また、彼/彼女らがどのようにケイパビリティを形成したのかを明らかにする。

第2報告 15:40-17:00
報告者:本間哲也(大阪成蹊大学国際観光学部)
題目:マルチリンガリズムの経済分析――言語活動の「エコノミスト的」捉え方
要旨:経済学はその名のとおり、経済活動・経済現象を分析する学問分野として生まれ、発達してきた。加えて経済学は、必ずしも経済現象に限らない広範な社会現象・状態を理解・説明する手段としての機能も確立してきた。このため、言語や多言語化に対しても多様な経済学的アプローチが可能である。本報告ではまず、「経済」「経済活動」などの概念や、経済学の基本的な「考え方」を整理する。その上で、複数言語習得・社会の多言語化などが経済に与える影響や、「経済学の考え方」が個人や社会の多言語化をどのように捉え、説明できるかを議論する。併せて、報告者による研究事例(多言語化のマクロ経済への貢献、継承言語における言語シフトのメカニズム分析など)を紹介する。これらを通して「言語の経済学」および「多言語化の経済学」の展望としたい。

●申込み:
〇オンライン参加の場合:前日までに以下にアクセスし、事前登録をお願いします。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。 https://kwansei-gakuin.zoom.us/meeting/register/tZwtf-utrTkiHdzxoLagffQm5T5aX8IXe_CV
登録者には当日参加用リンク(本人のみ有効)が送付されます。これで事前登録が完了します。資料は当日配布します。

〇会場に直接お越しの場合:webmaster@tagengoka.sakura.ne.jp 宛に、名前・所属と、懇親会参加有無を明記のうえ、送信してください。懇親会会場の予約、資料準備などの必要があるので、お早めにお申込みください。

●参加無料(どなたでもご参加いただけます)
主催:多言語化現象研究会 http://www.tagengoka.sakura.ne.jp
多言語化現象研究会事務局:webmaster@tagengoka.sakura.ne.jp


声明

ウクライナに対するロシアの軍事侵攻を断固非難する声明

過去の研究会の活動
第1-40回 第41回-60回  第61回以降

研究会の趣旨 研究会の組織・運営、連絡先 関連研究会リンク


 関連・新着図書

 
「今そこにある多言語なニッポン」くろしお出版 2020年)
「事典 日本の多言語社会」岩波書店 2005年)
まちかど多言語表示調査報告書(2006年)
ことばと社会 11号 特集:移民と言語①」(三元社 2008年)
「日の言語景観」(三元社 2009年)
ことばと社会 12号 特集:移民と言語②」(三元社 2010年)
「多言語社会日本ーその現状と課題」(三元社 2013年)
(「教師用手引き」三元社HPで公開しました)

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研究会ホームページ: http://tagengoka.sakura.ne.jp